オークション漫遊記

1999年2月掲載

1999年4月更新

 

1999年になり本当に世紀末に突入してしまいました

さて、今年も一月から海外仕入れが有り、又一年が始まっております。

三月にニューヨークで、サザビーズとクリスティーズのセールがあります

クリスティーズは浮世絵が出ないようですし

サザビーズも少ししか出ないと言う情報が入ってきました。

秋のニューヨークのセールではある程度まとまった作品が出るようです。

世界的に品不足が深刻になってきました。

 

昨年の秋にニューヨークのクリスティーにおいて

今世紀最後の浮世絵肉筆のセールが行われました。

最高落札価格$700,000−にて北斎の描く虎の図が落札されました

このオークションは肉筆浮世絵としては、かってない量のセールでした。

元々日本にあった作品群ですが、景気を反映してニューヨークへ出され

海外へと四散してしまいました。

私共を含め多数の日本の浮世絵業者が参加して買い戻しに入ったのですが、

肉筆だけで約400点、浮世絵版画も春信を中心としたクオリティーの高いセール

でしたので、一部が日本に戻っただけでした。


浮世絵が世界に通用する美術品であるが故、海外にも多数のコレクターが存在し

作品が海外に流れてしまうのも致し方御座いません。

しかし、ほとんどの作品が落札され愛好家の方々に楽しんで頂けることは

浮世絵の人気を物語っていると思います。

 

日本のオークション会社と違い、長い歴史の上に二つのオークション会社があります

ヨーロッパもアメリカもオークションが人々の生活の中に入り込んでいます

大小さまざまなオークション会社があり、沢山の美術品が売買されています。

日本のオークション会社は、歴史が浅く、海外のオークション会社と違い

業者が作った業者のためのオークション会社がほとんどです

出品者がセールに参加して物が買えるのは日本だけです。

海外のオークション会社は、エキスパートがその価値を第三者的に判断して

セールを行います。

世界的に見れば、日本のような業者の作ったオークション会社は皆無といえるでしょう

今回は、海外のオークションの二大巨頭、サザビーズ クリスティーズをご紹介します。

 

      ロンドンタクシー  ロンドンの町並み1  ロンドンバス
98年冬のセール   ロンドン 

 

ここ数年、ロンドンのセールは作品が少なく成りつつ有ります

TAXの関係もありニューヨークに品物が流れる傾向があるようです。

今回の冬のセールでは、日本からは私を含めて2人の参加しか有りませんでした

作品が少ないとはいえ、今の景気を反映して寂しい限りです。

ロンドンは、クリスマスのデコレーションが至るところに有り、冬一色です

ロンドンの町並み2 ロンドンの夜景1 ロンドンの夜景2 ロンドンの夜景3

ロンドンでは、11月の日本美術のセールに合わせて、アジアンウィークが催され

中国美術、韓国美術のセールも同時に行われるため

町の至る所でアジア関係の催しを行っております

アジアン美術を扱う店なども、このときに合わせて一斉にセールを催します。

オークションでは、サザピー、ボナハムス、フィリップス、クリスティーズと

続けざまに有ります。

ここでは世界を代表するサザビーとクリスティーズをご紹介します。

サザビーズ1  サザビーズ2

サザビーズはロンドンの高級ブティックが建ち並ぶニューボンドストリートの

真ん中に位置しています

まさに、ロンドンの中心街にあります。

また、昔ながらのたたずまいのビルは歴史を感じさせます。

会場内1     会場内2

多くの人が下見展覧に訪れます

日本美術、中国美術、韓国美術に興味のある人々が、浮世絵、陶磁器、刀などを

見に集まってきています。

会場内3

ここはセール会場でパドルを貰いセールに参加します

常時セールを行っていますので、ロンドンに行かれる方は

一度のぞいて見ることをおすすめします。

印象派の絵画や、陶磁器、ガラス、宝石や絨毯など目の前でご覧になれるでしょう

オークションに参加しなくとも、何かの下見が必ず行われていますので

入るのは自由にです、気後れすることなく見てみて下さい。

クリスティーズのマーク

クリスティーズは、紅茶で有名なフォートナムメイソンの裏手の方にあり

やはりロンドンの中心部に位置します

サザビーズからも五分ぐらいと歩いて両方回れます。

 クリスティーズ1 クリスティーズ2

クリスティーズも、大きな看板などはなく、町の景観にひっそりとたたずんでいます

門の所に籏がはためいて居ることはどちらも同じです。

こちらも自由に中の作品を見ることが出来ます。

世界を代表する二大オークション会社ですから

素晴らしい作品が展示してあります。

会場内1  会場内2

オークションに参加するのは難しいかも知れませんが、

会場にいらしているお客様も特別な人とは限りません

ラフな格好でいらしている方も多いのです

貴方も世界二大オークション会社をのぞいて見ませんか

 

当店では、ニューヨーク、ロンドンを始め、フランス、ドイツ等のヨーロッパの

オークションやロサンゼルス、サンフランシスコ、シカゴ、ボストンなど

アメリカのセールにも積極的に参加して作品を集めております。

日本は現在品不足で、作品が集まりにくくなっています

最近では世界的に品不足になって来ておりますが、当店では日本だけでなく海外からも

作品を集め皆様のご来店をお待ち申し上げております。

1999年2月5日

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今年始めてのオークションがニューヨークで始まりました。

auction18

サザビーとクリスティーがアジアンウィークと銘打ってセールをしました。

日本、中国、韓国、インドなどアジアの美術を一堂にセールします。

アンティックフェアーも何カ所でも行われます。日本の骨董祭です。

今年は、ニューヨークの景気の良さを繁栄して

各オークションの下見とも、もの凄い人の数でした。

オークション会社主催のパーティーには、ランボルギーニカウンタックを

乗り付ける中年カップルとか、結構派手な物でした。

但し浮世絵関係は寂しい物でした。

59丁目のクリスティーは、日本美術はこのセールが最後で

次からはロックフェラーセンターの近くに移転します。

auction19

           そのクリステイーは浮世絵はゼロ、新版画以降だけのセールでした。

auction20   auction21

72丁目に有るサザビーは浮世絵は30ロットぐらいと両方とも寂しい内容でした。

此処数年は、ニューヨークに魅力的な物が集まっていたのですが

今年はオークション会社も荷物を集められず苦労したようです。

秋のセールにはクリスティーは多少の荷物が集まっているようです。

まだ集荷の時間がありますので、これからも作品が集まるようにと願っています。

これから日本では交換会の大会シーズン。

又ヨーロッパはこれから7月に掛けてがオークションシーズン。

沢山の作品を集め皆様をお待ちしております。

世界的な浮世絵不足の中、今年も日本国内、海外と駆けずり回り

良い作品を集めるつもりですので、是非ご来店下さい。